Volcanology and Geofluids Research Group |
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研究内容 |
東北大学は、世界で最も代表的な島弧−海溝系のひとつである東北本州弧の上に位置しており、地下では太平洋プレートが時々刻々と沈み込んでいます。このようなプレートの運動は、島弧の形成発達史を大きく支配し、そして表層物質が大規模に地球内部に運び込まれるという点で、グローバルな物質循環において非常に重要な役割を果たしています。また、沈み込みに伴ってプレートから放出される水は、島弧下での地震活動と大きな関わりをもち、さらにマグマティズムを引き起こします。マグマの生成を促進した水は、マグマ自身によって地表まで輸送され、マグマの噴火ダイナミクスを支配します。本研究室では、主に以下のテーマについて、フィールド調査・岩石や造岩鉱物の化学分析・高温高圧実験・数値シミュレーションなどの多様な手法を用いて、研究を行っています。
■ 島弧地殻〜マントルの3D進化
■ 火山噴火のダイナミクス
■ プレートの沈み込みに関わるマグマティズム
■ マグマ溜りにおけるマグマのダイナミクス
■ 地震発生場の物質科学
■ 地球内部の水の循環
■ 素過程から探る地球のダイナミクス