研究概要
マグマが地表に向けて上昇する際、その減圧の効果によってメルト中に溶けている揮発性成分が離溶して、ガス相が生じます。そして上昇するマグマからのガス成分の抜け方によって、マグマは爆発的に噴火して火山灰になったり、穏やかに噴火して溶岩になったりします。
本研究室ではこれらの現象について、独自に開発した装置によるマグマの変形・破壊実験、発泡脱ガスプロセスの素過程についての実験地球化学的手法、火山噴出物を対象とした物質科学的手法(水素同位体などの先進的なツールも導入しています)などに基づき、世界をリードする研究を行っています。
マグマの流動によって形成される浸透流通路の構造
(Okumura
et al., 2008)
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