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赤外吸収スペクトルの観察
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鉱物組織の解析
鉱物結晶を厚さ数十ミクロン程度の薄片にして,光学顕微鏡などを用いて観察すると様々な内部組織がみられます. さらに高倍率な透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて観察することにより,光学顕微鏡では観察できない原子レベルの微細組織中の化学組成の変化や結晶構造に関する情報を得ることができます.また,鉱物結晶の表面を微分干渉顕微鏡などを用いて観察すると結晶成長に関連する組織を見ることができます.こうした観察から得られる情報を詳細に解析することにより,鉱物がどのような環境で成長してきたのかといった成因について知ることができます.
私たちの研究グループでは,協力教員である長瀬准教授の指導の下,鉱物微細組織の解析を行い,準安定鉱物の生成メカニズムや鉱物結晶の成長のメカニズムに関する研究を進めています.
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はじめに
鉱物学分野に興味をもたれた学部3年生の皆さんへ
鉱物学分野では,様々な企業へ卒業生が就職していますが,物質のキャラクタリゼーションを行う基礎研究分野であるため,メーカー系の企業へ就職する学生が多いことが特徴の一つとして挙げられます.