1.主旨

雑誌会は学生,院生,各自の専門分野の論文紹介及び研究発表を行い,学問的交流を図る場である.学生が雑誌会において地球科学に関する知識を広く得て,また自分の発表を通して専門分野の問題に対する理解を深め,さらに積極的に質疑や討論を行える力を身につけることを目的とする.自分の専門分野以外の話にこそ,積極的に耳を傾けること.

2.雑誌会の運営

教員,学部生,院生の全員が参加し,年度始めに決定される予定表に沿って院生,学生が発表を行うほか,招待者が講演を行う.また,3年生の進級論文,4年生の卒業論文及び大学院生の修士論文・博士論文(中間(10月),及び,本発表(2月)),は雑誌会の一部である.

時間は毎週木曜日,午後1時10分から午後3時30分頃までである.地学生物共通講義室及び地学棟5階503で行う.木曜に教室の行事がある場合にはこれを優先する.

3.課題について

(1)セミナー I・II(3年生の課題)

発表者(1名でよい)のアブストラクトに示されるキーワードを参考として発表に関する専門用語や内容について調べ,A4一枚程度のレポートにして発表当日までに雑誌会委員(3年生)に提出すること.ただしインターネット(ウィキペディア等)で検索した内容を,そのまま貼り付けることはしないこと.レポート作成の段階で,どうしてもわからないことは発表者に質問して構わない.レポートには参考にした文献名及びページを記すこと.

レポートには,提出者氏名,学籍番号,日付,発表者氏名,を明記すること.

雑誌会委員(3年生)からレポートを受け取った発表者は,添削やコメントを加えた上で,発表後1週間以内に雑誌会担当教員に提出すること.

(2)セミナー III・IV(4年生の課題)

指導教官と相談して選んだ英文論文を読み,その内容について口頭発表を行う.論文の内容は,自分の所属する分野に関連していなくても構わない.雑誌会での発表は初めてであるので,紹介する論文の選択や内容,発表練習について,所属する分野内での指導を十分に受けた上で本番に臨むこと.

(3)セミナー(修士課程)

原則として,修士課程の学生は自分の行っている研究に関連する論文の解説をする.

(4)地球惑星物質科学特別セミナー・比較固体惑星学特別セミナー(博士課程)

博士課程後期1年目,2年目の学生は,自分の行っている研究について中間発表をする.

4.発表方法

1)発表は,原則として 液晶プロジェクターを用いること .発表用PCは 各研究室のものを使用すること.発表前に映写確認を必ずしておくこと.OHPの使用も可能である.OHPシートは各分野で用意すること.必要であればビラ(2枚以内),及び,スライドを用いても構わない.分野外の人にも,より分かり易くなるよう各自工夫すること.

2)論文の解説は単なる翻訳ではない.論文の要点を整理し,専門外の出席者にもわかるように説明しなくてはいけない.従って,発表では

  1. 研究の背景,論文で取り上げている問題点は何か
  2. その問題に対してどのようなアプローチをしたのか
  3. どのような結果が得られ,それが学問的にどのような意味を持つのか
  4. 自分(発表者)はどう考えるのか
を明確にしなければいけない.そのためには発表論文だけでなく,引用文献など関連する論文にも目を通さなければならない.発表のために原稿を用意するのは構わないが,それを棒読みしてはならない.不十分な発表を行ったものには次週やり直しを課す場合がある.

3)学部4年生と修士課程学生は講演20分以内,質疑応答10分以内とする.博士課程学生は講演30分以内,質疑応答15分以内とする.時間を厳守すること.

4)招待講演者,及び,教官の講演時間は,質疑応答を含めて約1時間とする.

5.アブストラクトの作成

発表1週間前の木曜までに,発表内容をまとめたアブストラクトを提出すること.アブストラクト作成には以下のテンプレートを使用すること(期限厳守).雑誌会係はこれをまとめて金曜日までに関係教室に配布する.

キーワードは熟慮の上記入すること.3年生は,アブストラクトに書かれたキーワードに基づいてレポート作成を行なうことを意識すること.

3年生は,アブストラクトに基づき,発表当日までにレポートを作成する.従って,アブストラクト提出の遅れは,3年生のレポート作成の妨げになる.提出が遅れた場合は,成績評価を下げることがあるので注意すること.

アブストラクトのテンプレート:

アブストラクトの提出先:


6.発表内容の評価について(2010年度より導入)

発表内容は,雑誌会参加者により評価される.「発表手法」「発表テーマの選択」の二項目に対して評価が行われ,評価点は雑誌会の成績に反映される.発表者はこのことに留意し,学術的に重要だと思われるテーマの選択,及び,分かりやすい発表を心掛けること.

雑誌会参加者は,当日行なわれた全ての発表に対して評価を行なう.評価者として,発表内容を理解しようと努め,公正な評価を行なうよう心掛けること.

評価基準などの詳細は,別ページ(以下のリンクより)を参照のこと.

7.質疑応答について

活発な質疑応答を推奨する.質疑応答は,「議論する力」を養う上で極めて重要である.質問の内容は,学術的に高度なものでなくても構わない.目的は,発表内容を理解しようと努める姿勢を身に付けることであり,発表内容に疑問点を見出す目を養うことであり,それを質疑応答を通じて能動的に解決する力を養うことである.

質疑応答をした場合は,マークシートの「発表内容評価欄」に質問回数を記入し(自己申告),質問内容とそれに対する回答を自由記述欄にまとめること.質問回数が多い者は,成績評価に反映させる.

なお,座長として行なった質問も,回数に数えて構わない.

8.座長について

雑誌会当日の司会は,あらかじめ予定表に定められた座長が担当する.座長には,単なる司会進行役ではなく,雑誌会での議論を活発にする役割が求められる.発表に不備があればそれを指摘し,質疑応答の際に質問が出ないようであれば率先して質問を行なうこと.そのため,雑誌会開始前に発表者のアブストラクトに目を通し,内容を把握しておくこと.

なお,座長として質問を行なった場合も,マークシートの「発表内容評価欄」の質問回数に加えて構わない.

座長は,博士課程後期の院生,及び,前期2年の院生が担当する.

9.単位認定に関する注意

学部生及び大学院生にとって本単位は必修である.出席率が6割を切る者に対しては原則,単位の認定を行わない.出席,レポート,発表の内容及び質疑討論の積極性を総合的に判断して雑誌会担当教員が成績の評価を行う.

遅刻や途中退室は出席と同等には扱わない.

セミナー I(または II)を落とすことは,4年生への進学(または卒業)に重大な支障をきたす恐れがあるので特に留意すること.フィールドワークなどでやむを得ない理由で欠席する場合には,指導教員の承諾を得た上で,以下の欠席届を雑誌会担当教員に連絡すること.

原則として,欠席届は成績確定前(2月に行われる修士論文・博士論文本発表の終了後)に提出されたものを受理する.それ以降に提出されたものは受理できないことがあるので注意すること.