白雲鄂博(Bayan Obo)

平成16年7月18日から26日まで内モンゴル自治区白雲鄂博鉱山の見学に行ってきました.この鉱山は希元素が豊富に産出する鉱山で有名で18種類の新鉱物が発見されています.

 現地では中国科学院の楊先生ならびに白雲鄂博鉱山の張さんをはじめとする方々に大変お世話になりました.

7月18日

成田から中国国際航空にて北京に出発です.

機内にて,高エネ研の田中さんと筑波大の黒沢さん.
7月19日

先ずは中国科学院地質研究所に訪問.今回お世話になった楊さんの研究所を見学.すごい設備に愕きました.

ここで京都大学の下林さんと合流.
白雲鄂博の研究で知られる張先生と昼食をご一緒に.
皆さんで記念撮影です.
午後は北京大学の地質博物館へ.門を入って直ぐが,地学棟.立派です.
玄関前には珪化木がオブジェとして立っています.
北京大学の地質博物館入り口です.
地質博物館の中です.
地学楼=地学棟.高エネ研の田中さん.
次は中国地質大学の博物館へ
博物館の前にはこんな水晶が・・・思わず頬ずり.

残念ながら博物館内部は撮影禁止.標本が所狭しと置いてありました.大学博物館らしい博物館でした.

夕食は楊さんご夫婦と一緒に.ご夫婦の招待を受けました.
夕刻,北京駅へ.すごい人だかりです.タクシー降り場が遠くて荷物を運ぶのに一苦労.
包頭行き列車の改札口です.各ホームに改札があります.発車前30分ぐらい前に改札が開きます.
北京駅ホーム.左列車が包頭行き寝台列車.きれいな駅でした.
豊さんと楊さん.
軟臥車両内部です.コンパートメントになっています.思っていたより快適です.もちろん冷房完備.料金は一人約400元でした.
7月20日

翌日9時に包頭駅到着

包頭のホテルで休憩.今回,大変お世話になった科学博物館の宮脇さん.
包頭から約3時間で白雲鄂博のホテルに到着.
7月21日

残念ながら白雲鄂博の鉱山の写真は撮影できませんでした.鉱山の周囲はこのような一面の草原.遠くに見えるのは山ではなく鉱山のズリ.

7月22日

カーボナタイトの露頭の調査.草原の中に調査のために掘った穴があちらこちらに.すばらしい笑顔の下林さん.

カーボナタイトの露頭.茶色くなっていますが中は真っ白.
真ん中に見える岩がカーボナタイトの露頭です.
写真が撮れなかったので,ホテルにある看板を.「中東に石油あり,中国に希土あり」と書かれています.
7月22日

ちょっと足をのばして黄河まで.やっぱり,大黄河ですね.

昼食は白雲鄂博鉱山の招待を受けました.写真は一気のみの歌(?)で杯を受ける宮脇さん.
包頭から北京への寝台列車です.写っているのは豊さん.